福島県 (株)大東巧建 様

#856 ICT建機で職人の技と新技術の融合へ

■■ 現場詳細 ■■福島県南相馬市原町区
農地を県営の復興基盤総合整備事業(土地改良事業)により再整備し、農業の再生と振興を図る工事
【施工範囲】面積 40ha
【稼働建機】D61PXi
(掲載月:2023年9月)

簡単操作でデータを作成!安心な施工に期待

■■導入経緯■■

(株)大東巧建 常務取締役 川本康博さん
地元の北海道の現場では、自社で保有している2次元のレーザー発光器によるブルドーザーのD37PLLをメインで使用していたので、こちらの現場でも同じブルドーザーで施工しようと考えていました。しかし自社機を北海道から移動する運搬コストを考慮して、現地で調達できないかと担当営業に相談したところ、3次元マシンコントロールのD61PXiを勧められました。
3次元のGNSS方式のブルドーザーは使用したことがなく、不安もありましたが、2次元で必要なレーザー発光器のセッティングや丁張り設置の工数削減につながるだろうと思いました。
また、3次元設計データを作成しなくてもICT建機内のモニター画面上で無限平面データを作成すれば丁張り不要で施工ができる工法を知り、初めての3次元マシンコントロールブルドーザーを導入することに決めました。

ベテランオペレーターも満足 ICT建機

■■導入効果■■

(株)大東巧建 常務取締役 川本康博さん
レーザー発光器を用いた施工では、施工エリアが移るたびにレーザー発光器の移設及び再設定が必要で、建機の昇り降りが大変でした。しかしD61PXiは施工エリアが移動してもGNSS衛星を受信次第すぐに作業ができるので、作業が楽になるとともに、施工時間の短縮が叶いました。また、隣の工区で使用しているレーザーの光と重なって誤作動が起きるという心配がないこともGNSS方式のメリットだと感じました。
今回はモニター画面上で無限平面データを作成し、高さを自動制御して施工しましたが、圃場整備では設計の変更も多く図面通りに進むことは少ないので、この機能を有効活用できました。自動制御機能によってブレードが正確に動いてくれるので楽に作業ができて、施工精度も驚くほど良かったです。
これからも時代の流れと共に、職人の技術の継承と新技術の融合を目指して、新たな人材育成に力を入れていきたいと思います。

(株)大東巧建 様

本社 北海道砂川市
2019年設立
ICT建機を積極的に導入し、人材育成に力を入れ魅力ある会社作りを目指しています。
  • 常務取締役 川本康博さん

  • 小西公敬さん
  • オペレーター 渡邊大紀さん
  • オペレーター 山中芳春さん


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