熊本県 岩奥産業(株) 様

#842 いざICT施工!人員不足解消に希望

■■ 現場詳細 ■■熊本県球磨郡五木村
昭和30年代に発生した大災害時に急遽作った砂防堰堤が老朽化により漏水などが発生しているため、補強工事
【施工範囲】面積6,426m²【施工土量】砂防土工6,600m³/作業土工4,300m³
【ソリューション】Smart Construction Retrofit/Smart Construction Dashboard/ペイロードメータ―/Smart Construction Fleet/
Smart Construction Quick3D
【稼働建機】PC200i/PC128USレトロフィット装着機/PC78USレトロフィット装着機
(掲載月:2023年8月)

ICT建機もアプリもとことん活用!

■■導入経緯■■

岩奥産業(株) 部長 中居裕一朗さん
他社の現場でICT建機を見たときから、機会があれば使ってみたいと思っていました。なかなか衛星状況に恵まれず活用できずにいましたが、担当営業に事前に衛星状態を確認してもらったところ、今回の現場はICT建機の利用に支障がないとのことで、詳しく話を聞くことにしました。
今回の現場は2か所の土捨て場に3,000m³と6,000m³の土砂を分けて運搬しなければならず、賑わう道の駅付近やトンネルを通ることもあり、土量管理やダンプ運行の安全対策を行う必要がありました。 さらに、人手・時間ともに余裕がないものの、埋め戻し作業にあたって床掘部分の土量を簡易的に調べたいと思っていました。
そこにICT建機のペイロードメーター機能と、建機のペイロードを反映できて動態管理も可能なSmart Construction Fleet、スマートフォンで測量ができるアプリSmart Construction Quick3Dを提案され、導入を決めました。

工数軽減で人員不足にも貢献

■■導入効果■■

岩奥産業(株) 部長 中居裕一朗さん
オペレーターにとって初めてICT建機を使用し、戸惑いもあったようです。しかし慣れてくると確認のための測量はほとんど不要であることがわかり、手元作業員を別の作業に回すことができて、工数を削減することができました。
ペイロードメーターによる重量把握は、期待通りに土捨て場の切り替えに活用することができ、Smart Construction Fleetは危険箇所の注意喚起のみならず、ドライバーが各々の現在位置を確認し、狭い現場入口で鉢合わせしないように調整するなどできて便利でした。
Smart Construction Quick3Dは、ひとりでの作業でも計測時間が5分程度、検証点・標定点設置に15分程度と簡単でした。ウェブサーバーを介して取得したデータを点群化するため、通信環境が良くない本工事の現場事務所では、点群の完成に時間を要しましたが、Smart Construction Dashboardにアップロード後はすぐに土量が算出でき、工数削減に役立ちました。
山間部の林道工事が多いのですが、 できれば次の現場でもICT施工をしたいと思っています。

岩奥産業(株) 様

『森林と人、その未来を創造する』
https://iwaoku-sangyou.com/
  • 部長 中居裕一朗 さん


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