新潟県 (株)日本建機 様

#835 暴風雪の影響のある冬季工事 ICT施工で短い工期に対応

■■ 現場詳細 ■■新潟県県村上市
増水などによる洪水時の水位低下のための河道掘削工事
【施工範囲】延長L=532m
【ソリューション】ドローン測量/Smart Construction Dashboard/Smart Construction Retrofit
【稼働建機】PC200i/PC200レトロフィット装着機
(掲載月:2023年7月)

短い施工期間に、迷わずICT施工

■■導入経緯■■

(株)日本建機 土木部課長 須貝俊明さん
当社はICT施工が普及し始めた早い時期に、PC200iとPC200レトロフィット装着機2台を現場に導入し、毎年様々な工事でICT活用工事を行い経験を積んできたので、ICT施工の利点を熟知しています。 今回の現場は、地元名産のサケやその他淡水魚の漁が盛んな河川ですので、水中の掘削作業が行える時期が1月から2月の2ヶ月間と限定されています。3月の工期に間に合わせるために、短期間で多くの掘削作業を行う必要がありました。
ICT施工であれば、素早い出来形測量に、丁張りレスで現場を止めない施工、暴風雪による視界不良でも建機の位置情報を取得可能や施工履歴データを用いた出来形管理など、多くの利点があることが想定できたので、迷わずスマートコンストラクションを導入しました。

陸地部と水中部 異なる出来形管理

■■導入効果■■

(株)日本建機 土木部 太田雄二さん
今回の現場は、施工箇所が陸地部と水中部という2パターンありました。陸地部はドローンによる出来形測量、水中部はICT建機の施工履歴データによる出来形管理を行うため、先に陸地部を、そのあとに水中部という順番で施工を行いました。
掘削作業は全体的にイメージ通りに順調に進みましたが、陸地部の出来形測量を行う際、積雪が1m以上あり、除雪作業を行ったところ施工面に手直しが発生してしまいました。
測量日程も、検査日程も余裕がなく、ギリギリの状況でしたが、ICT施工のおかげで短期間で修復し、無事に工期内で掘削作業を終えることができました。ICT建機でなければ丁張りの再設置などで、おそらく遅延したと思います。3次元設計データとICT建機があれば何度でも施工の手直しができるなど、利便性を再認識しました。


(株)日本建機 様

創業 昭和50年3月 設立 昭和55年2月
新しい時代の波が押し寄せ、土木建設業界においても新分野への業務展開の必要に迫られています。社会のニーズをサーチしながら、日々さまざまな分野の研究開発に力を注いでいるのも、そのためです。しかし、いかなる分野であろうと、私たち日本建機がめざすのは「豊かで快適な生活環境を創造する」こと。これからも「地域の皆様に喜ばれる企業」を合言葉に、誠意と熱意をもって、業務に取り組んでまいります。
  • 土木部課長 須貝俊明 さん

  • 土木部 太田雄二 さん


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