大分県 (株)平和建設 様

#834 深いところは水深2m!作業員の安全確保と水中の見える化に挑戦

■■ 現場詳細 ■■大分県大分市宮河内
台風などで川の中に堆積して流量を妨げている土砂を取り除き、川の流れを良くする工事
【施工範囲】13,000m² 【施工土量】掘削(水中部)13,000m³ 掘削(地上部)3,000m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard
【稼働建機】PC200i
(掲載月:2023年7月)

安全・品質確保を施工履歴データで!

■■導入経緯■■

(株)平和建設 現場代理人 森﨑覚さん
会社としては3現場目のICT施工です。今回の工事は河川の水中部掘削が大半を占めているため、従来の施工方法では掘削するべき箇所を目視できないので、実際に掘削できているかの確認はできません。 測量も船上からの作業になるため、作業員の安全確保も大きな課題となっていました。
水中は深い部分で2mほどあり、どう管理すべきかコマツの担当営業に相談したところ、施工履歴データを用いた出来形管理を提案されました。土工編と河川浚渫工事編の違いなどをしっかりと説明してもらったことで、初めての施工方法に対する不安は解消されました。
また当社は、「規格値に対し遵守する値」を社内の品質規程としており、従来施工では実際に掘削できているかの証明が難しいのですが、ICT建機を導入することで掘り足りてない部分をヒートマップで確認できると考え、PC200iの導入を決めました。

施工進捗は事務所で確認する時代!

■■導入効果■■

(株)平和建設 現場代理人 森﨑覚さん
従来では丁張り設置などで現場に張り付いていますが、今回は事務所からSmart Construction Dashboardで施工進捗を確認し、掘り足りていない箇所があれば都度オペレーターに指示を出すことで、現場に行かずとも後戻りがなく、スムーズに施工が進みました。
また、どこまで掘ったかをICT建機のモニタ―上でも確認できるため、後ろに下がりながらの掘削作業で、掘削が完了した箇所を荒らすことなく、足元が悪い箇所に入る必要もないため、生産性と安全性が向上しました。
(株)平和建設 内藤久玲葉さん
入社1年目ですが、写真整理や出来形管理を担当しました。
Smart Construction Dashboardで、色分けされた表示により、当初地形・現況・掘削箇所は、誰が見てもわかりやすいと思いました。立ち会いの際に現場でタブレットを用いてヒートマップを見せることもでき、従来では水中を実際に掘削できているかの証明が難しい部分なので、品質管理の面でもとても有効的なシステムだと感じました。


(株)平和建設 様

社訓 『誠実・奉仕・根性』
一.向かうところを明瞭に示せ 一.少なく言い 多く行え 一.絶えず研究して一歩先んぜよ 一.事をなすには腹をきめてかかれ
https://www.k-heiwa.com/index.php
  • 現場代理人 森﨑覚 さん

  • 内藤久玲葉 さん


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