宮崎県 富岡建設(株) 様

#804 浸食の心配なし!施工履歴データを用いた出来形管理で楽々施工!

■■ 現場詳細 ■■宮崎県日南市
宮崎県南部を流れる広渡川において、洪水時の水位を低下させるため、河道を掘って水が流れる面積を広くする工事
【施工範囲】面積 8,600m² 延長 140m 【施工土量】掘削 13,000m³
【ソリューション】Smart Construction Retrofit/ペイロードメータ―/Smart Construction Fleet
【稼働建機】PC200i/PC200
(掲載月:2023年5月)

安全対策と出来形管理の省力化を目指して!

■■導入経緯■■

富岡建設(株)専務取締役 渡辺隆二さん
当社では、常に先手を打ってICT施工を実施してきました。過去に10現場ほど施工した経験から、丁張りレスで高精度に施工できる点がICT施工の一番の利点だと考えています。
今回は河川掘削現場ということで、従来通りのレベルでの出来形確認だと、水で流れたりして出来上がりの高さが変わることがあり、10mおきに杭を立てる必要があります。その測量の手間を削減するためにも、ICT建機を導入し、施工履歴データを用いた出来形管理を実施したいと考えました。
また、以前に導入した時、アフターメンテナンスの対応が良かったため、今回も機動力のあるコマツのICT建機を導入することに決めました。さらに、ダンプの過積載防止対策としてペイロードメータ―を導入し、走行ルートの危険箇所でアラート設定ができる点などが安全につながることを期待して、創意工夫でSmart Construction Fleetも導入することにしました。

段取り・測量工数削減へ!

■■導入効果■■

富岡建設(株)阪元楓賀さん
従来施工では建機に1名ずつ手元作業員が付きっきりで作業していました。しかし、ICT建機を導入したことで、手元作業員がいなくても測点以外の箇所もすぐに出来形を確認できるため、測量作業が不要となり、20人工ほどの工数削減につながりました。
過積載防止対策として、従来はトラックスケールと呼ばれる積荷の重量を測る計量器などを利用していたため段取りに手間がかかっていましたが、ペイロードメータ―は特別な準備も必要なく、タブレット画面でオペレーターがおおよその重量を確認できるため、効率よく積込み作業を行うことができました。
さらに、Smart Construction Fleetを活用して、ダンプの走行ルート上にある学校付近の道や細い道などでアラートを設定し、運転手への注意喚起に役立ち、安全な運行が実現しました。
ICT施工を取り入れると、誰でも活躍できる現場になると考えます。施工中の手間が削減できるICT施工による未来の建設現場を、より多くの技術者に体感してもらいたいと考えています。

富岡建設(株) 様

“未来へ そして子供たちへ”
わたしたちは 公共工事を通して、地域を守り 地域に貢献することを常に考え、地域発展のために歩んでいきたいと思います。
https://www.tomioka-kk.co.jp/
  • 専務取締役 渡辺隆二 さん

  • 阪元楓賀 さん


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