■■ 現場詳細 ■■ 福島県南会津郡下郷町
湯野上バイパス道路改良事業の一環としての道路改良工事
【施工範囲】延長300m/17,000m² 【施工土量】盛土59,400m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/Smart Construction Freet/ペイロードメータ―/レーザースキャナー測量
(掲載月:2023年2月)
河床掘削時での経験を道路土工でも!
■■導入経緯■■
三立土建(株) 工事部係長 佐藤慶太さん
スマートコンストラクションは、2年前の河床掘削工事で導入していて、今回は道路改良工事での導入を検討していました。この現場の隣接工区でもスマートコンストラクションが導入されていて、担当の方々からSmart Construction Dashboardを活用した施工進捗確認の使用感等の話を聞いていたため、前回培った経験を違う工種でも生かしたいという思いがありました。
また、当初の施工計画だと、丁張りを設置し直すための人員が確保できない場合には、外注へ依頼しなければなりませんでした。さらに、夏季の熱中症問題や、天候による工期のひっ迫も予想されましたが、ICT建機の活用により、現場の安全性の向上と、人員削減、日数短縮、工数削減が見込めるという期待を胸に導入を決めました。
動態管理システムで安全性が向上
■■導入効果■■
三立土建(株) 工事部係長 金子一男さん
当初の計画での日当たり施工量は600m³でしたが、ICT建機の活用により、丁張りを設置し直す一連の作業がなくなったことで、日当たり施工量を800m³まで増やすことができました。また、作業員が現場内に入る回数が減少したことで安全性も向上し、懸念していた作業員の熱中症対策にもなりました。
Smart Construction Dashboardでは、設計面と施工箇所の差分を確認できたことで日々の正確な施工量の把握や、工程管理の見える化が実現しました。初導入したSmart Construction Fleetでは、ダンプの位置情報や搬入時間が把握できるため、経路の逸脱や危険箇所を共有することで、近隣住民の安全に配慮しながら工事を進められました。
ICT施工のメリットは理解していましたが、丁張りのないスマートな現場が実現し、今回の導入に大満足です。また新しいソリューションに挑戦したいです。