大分県 (株)小畑組 様

#735 小規模現場でも使える! ICT施工がスタンダードになる未来へ

■■ 現場詳細 ■■ 大分県由布市挾間町
令和3年度道改単債大 第11-2号道路改良工事
【施工延長】290m 【施工数量】4,550m³  切土法面 970m²  盛土法面 680m²
【ソリューション】Smart Construction Retrofit
(掲載月:2022年9月)

人員削減・リスク低減にICT建機を使用!

■■導入経緯■■

()小畑組

取締役 星野僚司さん

以前、圃場整備現場で施工業者がICT建機を使用し、丁張りの設置工数や人員を削減して施工している様子を目の当たりにしていました。

また、丁張り設置のために高所や足場の悪い場所へ杭や大ハンマーを担いで行くと様々なリスクが発生するため、リスク低減も必要だと考えていました。当社でも人員不足を感じていて、ICT施工はこれから先必ず通るべき道だと考えていますし、安全に施工を進めるためにも今回の現場でICT建機を導入することを検討していました。マシンコントロール機を使用したいという思いもありましたが、マシンガイダンスのレトロフィット装着機であれば低コストで導入できるというのもあり、今回はPC200PC78USのレトロフィット装着機を導入することにしました。当社の社長は「社員が宝」と言ってくれていて、いつも社員の声に耳を傾けてくれます。そのおかげで社長と社員の距離が近いこともあり、スムーズに導入を決めることができました。

自分のペースで施工できるのが一番!

■■導入効果■■

()小畑組

取締役 星野僚司さん

初めてICT建機に乗ってみて、施工スピードが早い!と感じました。その理由としては、レトロフィット機に装着されているタブレット画面で高さが見られるので、確認のために建機から降りる必要がなく、構造物の掘削では、手元作業員がつかなくても感覚的に掘削できるためです。最初のうちはタブレット操作も難しかったですが、すぐに慣れて使いこなすことができました。また、盛土部分は一番下の50cmだけレトロフィット機で先行して目印としての施工を行いました。そうすると、通常機で施工するときに丁張り設置の時間を待つことなく、すぐに作業に取り掛かることができました。従来では手元作業員を必ず1人はつけ、11回構造物と構造物の間に水糸を引っ張り、スケールで測る作業をしていましたが、その作業と手元作業員が必要なくなり、施工スピードが向上しました。そして、丁張りが欲しいと思った箇所には、バケットを当てて丁張り板を持って行き、測量代わりにしながら施工を行い、自分のペースで作業ができるという点が一番良かったです。


(株)小畑組 様

建設業界では、若手の採用が進まない中、当社では数年前より若手採用に取り組み、技術、技能継承に努め、バランスのとれた年齢構成ができつつあります。社員に耳を傾ける体制が整っている当社で、家族・家庭を大切にし、仕事に専念できる環境の中で、100年企業を目指して、未来の金の卵を預かりたい次第です。

  • 取締役 星野僚司 さん


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