(掲載月:2022年8月)
錦建設工業(株)
工事主任 江口一郎さん
施工を担当したのは、ICTブルドーザー初心者のベテランオペレーターです。オートスイッチを押して作業機操作レバーを一度倒すだけという簡単な操作で、ブレードが自動で動き3次元設計データ通りに均してくれるため、測量のための手元作業員も必要なく接触リスクもありませんでした。仕上がった高さを測量しなくても、ICTブルドーザーが動くだけで精度よく仕上がっていくため、ダンプの振り分け作業に集中できて良かったです。また、Smart Construction Fleetでは、ダンプ運転手毎の速度などを表に出力し、安全管理や注意喚起などに活用しました。近年では県の工事でも週休2日が増えていますが、ICT活用工事を行うことで従来のように丁張り設置のための測量準備などに時間をとられないため、残業もほとんどなく働き方改革にもつながっています。広大な面積だったため、ICTブルドーザーを導入していなければ管理者の人数を増やさないと管理できなかったと思います。そこに手をかけず終わって、本当に良かったです。