(掲載月:2022年7月)
(株)松浦組
現場代理人 松浦昭男さん
ICT活用工事でスマートコンストラクションを導入するのは、今回で4度目です。過去の施工を通じて、ICT建機の作業性の良さや丁張り削減による利便性が向上したことでの工期短縮を実感していました。ICT活用工事が当たり前になっている昨今、今回の現場も河川掘削工事で、3次元設計データを基にした施工や、現場をアプリで一括管理できるといったスマートコンストラクションのメリットを最大限に活かせると思い、リピート導入を決めました。
(株)松浦組
現場代理人 松浦昭男さん
今回の工事では、 PC200iとD37PXiを2名で回しました。初めてICT建機を操作する若手オペレーターもいましたが、1時間ほどで操作にも慣れたようでした。ICT建機のモニター画面で高さを確認でき、設計面を掘りすぎることがないため、スムーズに施工できていました。またオペレーター1名で作業できるため、建機周辺での誘導員が不要で接触リスクがなくなり、安全性も向上しました。隣接箇所がひねっていて同じ勾配でなかったため、従来施工のように都度高さを計測していたら工期にも間に合わなかったと思います。丁張り作業削減で浮いた工数を、現場に目を向けることや書類作成に充てられるメリットは、現場管理においてとても良かったです。そして、工事後半の表土戻しにはD37PXiを使用しましたが、ベテランオペレーターの施工と遜色ない、高精度な仕上がりになりました。当社では、今後も土木に対する3Kのイメージを払拭できるようICT施工を積極的に行い、その良さを体感してもらいながら、若い人材の育成を行っていきたいです。
1948年5月 設立
地域に根差し、発展に貢献しながら働きやすい環境をづくりを心掛けています。