福岡県 (株)みらい 様

(株)みらい

工事主任 今地大湖さん

この現場は、縦カーブと横カーブが混在しているいびつなカーブがあり、5m進むごとに測量機械をセットし直す必要がありました。さらに、一定勾配ではなくクロソイドカーブだったため、2m進むと高さが違ってきます。そこで、人手をかけて計算する手間を省略できるよう、3次元設計データをセットすれば位置や施工箇所が一目で分かるＩＣＴ建機の導入を検討していました。測量人員を1名削減できると、建機代が増えてもプラマイゼロで同じくらいのコストになり、また、1回1回計算して建機をセットする作業が不要で、管理者の工数的にもプラスになることが決め手となり、レトロフィット機の導入を決めました。

(株)みらい

工事主任 今地大湖さん

私としては初めてのＩＣＴ活用現場で、ＩＣＴ建機を信用しすぎるのも良くないという考えであるため、仕上りの確認だけはレベルを使用して行いました。始業前準備で、現場に設置している刃先確認用基準点の他にあと1箇所の既知点を使用して二重チェックを行ったこともあり、安心して作業を進められ、精度も問題なく施工できました。従来では、オペレータの他に高さを見る人と計算する人の計3人が必要ですが、今回の現場のようにいびつなカーブや切り出し位置などが難しい法面整形作業でも、レトロフィット機だとタブレット画面で3次元設計データを確認しながらオペレータ1人で作業できたため、とても効率が良かったです。事務所での内業中に、測量のために現場に呼び出されることもなく、私自身の気持ちに余裕ができたことが一番大きいと感じました。今回はマシンガイダンスであるレトロフィット機を導入したことで金額を抑えることができ、1回1回の計算作業が不要になることで手の空く時間ができました。導入時に期待していた管理者の工数削減が実現できて良かったです。