工務部 土木課 久原和正 さん
設立 昭和39年 以来58年 【経営理念】 「企業はひとなり」、信頼される技術力と 精神力を兼ね備えた人材育成により、 顧客のニーズと期待を的確に把握し、 より良い品を、より安く・より早く・より安全に提供しうる、地域に密着した企業を目指す。
■■現場詳細■■ 佐賀県鹿島市 県営海岸保全施設整備事業工事 路盤の状態の箇所を不陸整正して舗装する管理用道路の舗装工事 【施工距離】延長800m 【ソリューション】 レーザースキャナ測量 SMART CONSTRUCTION Retrofit 【使用建機】 GD405(ICT施工機器装着車) PC128US ■■導入経緯■■ 山口建設(株) 工務部 土木課 久原和正さん 当社はICT施工の経験がなく、どこかの現場で導入したいと考えていましたが、舗装工事がメインなので難しいのではと、なかなか導入できずにいました。別の現場に担当営業がICT施工の提案に来た際に管理工数削減などの話を聞き、こちらの海岸保全の現場が構造物も無く、初めてでも施工しやすそうだったことと、延長も長く丁張りを削減できるという点も魅力的で導入を検討しました。私もICT施工に興味があったこともあり、会社と相談してGOサインが出たため導入することとなりました。
■■導入効果■■ 山口建設(株) 工務部 土木課 久原和正さん 従来では掘削後1回ずつ高さ確認を行うため1日50m程しか施工できないのですが、ICT建機の導入で掘削後の確認作業が削減され、2倍の速度で施工ができました。従来、掘削2日、路盤1日でしか進めることができない作業が人工を4割削減したにもかかわらず同時進行できた点も良かったです。従来のグレーダ施工では、路面に書いた数字を見ながらの施工で見えづらく神経をとがらせていましたが、ICTグレーダはブレードが設計面に沿って自動で動くので楽に作業ができました。ベテランのオペレータは手元の操作レバーだけで作業できることに加えて、スピードも操作性も良いと気に入っていました。管理者としては、丁張り設置やレベルの確認で建機につきっきりだった作業がなくなったことで建機に近付く回数も減り、接触リスクも軽減されました。レトロフィット機を操作したオペレータからは、タブレット画面を見ると施工箇所が分かり、丁張りなどの設置を待つ必要がないので次の現場もこれを入れて!と言われています。グレーダでの施工3現場目の若手オペレータでも簡単に精度よく施工できたことが、社内での高評価に繋がり、次回の現場でも導入を検討しています。
掲載月:2022年3月