工事課課長 渡邊博文さん
久保田祥さん
1991年 創業 赤い稲妻今日も走る! より安全に地域社会に貢献し お客様から信頼される 会社でありたいと考えています。
■■現場詳細■■ 静岡県静岡市清水区横砂 清市道第2号 横砂尾羽3号線道路改良工事 【施工範囲】延長1,000m² 【施工土量】切土5,000m³ 【ソリューション】 SMART CONSTRUCTION Retrofit ■■導入経緯■■ (有)鈴伸土木 工事課課長 渡邊博文さん 当社でのICT施工は今回で4現場目となり、その内私は3現場目の担当となります。以前の2現場では、路床盛土砕石を1メートル盛り立てる作業もあり、掘削や形状を考えるとICTで現場全面を3次元設計データ化し施工した方が良いのではということで導入し、ICT施工の安全性や作業効率等、利便性を十分理解していました。今回は、路盤部分を深く掘削はしませんが、両サイドに側溝があり、起伏の激しい勾配で横断に対し高さを作っていくため非常に難しい作業となります。予算が厳しくICT建機を導入する予定ではありませんでしたが、担当営業から、コストを抑えつつICT施工ができるSMART CONSTRUCTION Retrofitの提案がありました。2点間を結び平面を作っていきながら施工ができると聞き、不安もありましたが高さを整えた時にどの位手間が省けるのか試してみたいと思い導入を決めました。
■■導入効果■■ (有)鈴伸土木 久保田祥さん 入社して3年目となりICT施工は2現場目の担当です。前回ICT施工を行った道路改良工事ではPC128USiを使用した施工でしたが、測量の手間が軽減され、作業をスムーズに行えたことがとても大きかったです。今回の現場では、センターと側溝で高さが5cmも異なる勾配の完成形となるため、まず基準を設けながら建機で高さをセットし行いました。一番良かったのは、縦断勾配に対して、2点を整えればその間は丁張りなしで施工ができ、モニタに一連で線になって出てくるため、とても分かりやすく、縦断の基本的な勾配を作る作業に非常に役立ちました。測量する手間が軽減されることで、現場を止めずに施工の効率化を図ることができ、現場全体の生産性向上に繋がりました。また、操作については、マシンコントロールのICT建機とは異なり、マシンガイダンスではある程度オペレータの技量が必要だと思いますが、今回は熟練オペレータが施工したため、問題なくスムーズに施工ができ、レトロフィット機でも十分だと実感しました。今回、コストを抑えることができ、施工日数も短縮できたため、また SMART CONSTRUCTION Retrofitを活用した現場で経験を積んでいきたいと思います。
掲載月:2022年2月