島根県 今井産業(株) 様

#1021 ICT施工StageⅡに向けて積極的にチャレンジ

■■ 現場詳細 ■■島根県大田市
島根県大田市と江津市を結ぶ自動車専用の福光・浅利道路福光地区第4改良工事
【施工数量】土量:掘削10m³ 盛土90,000m³ 場外搬出10,000m³
【ソリューション】Smart Construction Simulation/Smart Construction Fleet/Smart Construction Dashboard/Smart Construction Drone
【稼働建機】PC200i
(掲載月:2025年7月)

スマートコンストラクション®で課題解決を

■■導入経緯■■

今井産業(株) 土木部部長 大島清司さん
当社では2015年より、本格的にICT施工への取り組みを開始しました。「楽しくワクワクすることを自分で見つけ、主体性をもって行動する」という活動方針のもと、技術推進室を設置し、ICT施工やBIM/CIM関連業務の内製化など、積極的な技術革新を進めてまいりました。
今井産業(株) 土木部次長 佐々木哲也さん
一方で、社内には、ICTに関するスペシャリストの不足や、従業員ごとのITリテラシーの格差といった課題がありました。加えて、施工計画や運搬ルートなどは担当者の経験や勘に依存しており、属人的で情報が可視化されていない状況でした。そのため、現場間での連携や進捗管理が難しく、非効率な運搬や無駄な待機が発生するなど、生産性の向上に向けた改善が求められていました。こうした課題を踏まえ、スマートコンストラクション®の導入を通じて、当社の課題解決に取り組めると感じました。また、国土交通省が掲げる「ICT施工StageⅡ」の方針も後押しとなり、技術革新と人材育成の両面から生産性向上を図るため、スマートコンストラクション®の導入を決断しました。

大幅な省人化と工費削減を達成

■■導入効果■■

今井産業(株) 土木部次長 佐々木哲也さん
Smart Construction Fleetの導入で、ダンプトラック1台ごとの運搬データ(周回数・積込み時間など)を見える化し、これらのデータをSmart Construction Simulationに反映することで、計画とのずれを明確にし、差異を再計算したうえで、施工会社と発注者を交えた月1回の進捗確認を実施することができました。また、Smart Construction Droneによる週1回の空撮データをSmart Construction Dashboardに反映することで、施工の進捗状況を視覚的に把握し、ダンプトラック1台あたりの積載量などの情報を算出でき、他現場の監督とも共有することで、ダンプトラックの台数を含めた計画の見直しがスムーズに行えるようになりました。さらに、Smart Construction Fleetを使うことで、現場側でもダンプトラックの到着時刻がリアルタイムで把握できるため、ダンプトラックが少ない時間帯には他の作業に切り替えるなど、作業の効率化も進んでいます。こうした取り組みにより、省人化と工事費の削減という大きな成果を上げることができました。

今井産業(株) 様

恵まれた自然環境と豊富な森林資源を生かして、豊かな郷土“島根県”の発展に寄与したい。創業以来培われた“地域社会への貢献”という企業理念は、今も変わらず脈々と受け継がれています。2028年の創業100周年に向け、更なる事業拡大を見据え成長を続けています。
  • 土木部 部長 大島清司 さん
  • 土木部 次長 佐々木哲也 さん

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