■■ 現場詳細 ■■山口県防府市
山口県中央部を流れる一級河川佐波川の河川終節工事
【施工数量】土量:切土1000m³
【ソリューション】Smart Construction Fleet/Smart Construction Dashboard/ペイロードメーター
【稼働建機】PC200i
(掲載月:2025年7月)
現場の生産性の向上に期待
■■導入経緯■■
澤田建設(株) 土木工事部 堤麗威さん
今回の現場は、山口県の中央部を流れる一級河川である佐波川の蓄積した土砂を取り除く河川浚渫工事でした。
当社では、ICT技術を導入することで、安全施工や労働時間の短縮を目指し、生産性の向上につなげたいと考えていました。
Smart Construction Dashboardを活用することで、従来施工では管理しきれない進捗確認や全体像を把握することができ、工期の短縮も実現できると考え、導入を決めました。
工期短縮だけじゃない!安全も向上へ
■■導入効果■■
澤田建設(株) 土木工事部 山本典子さん
Smart Construction Fleetの活用で、現場のダンプの走行経路を把握できるほか、速度確認も可能となりました。さらに現場全体の安全運転を促進するため、危険箇所にはアラート機能を活用し、運転手へ注意喚起をすることも可能になりました。ダンプの到着時間も把握できるので、積込み時にはオペレーターや誘導員に対して余裕を持って指示することができました。さらに、ペイロードメーターを使用すれば過積載も抑制でき、安全性の向上につながりました。
またICT建機の導入により、従来の施工で必要だった丁張り設置作業が不要となり、更に手元作業員による高さ確認も省略できるようになりました。これにより、手元作業員と測量作業員をそれぞれ1名ずつ削減でき、丁張りにかかる日数も約4日間短縮されました。また、手元作業が省略されたことで巻き込み事故のリスクも減り、より安心・安全な施工が可能となりました。
さらに、Smart Construction Dashboardを活用し、従来の施工では把握が難しかった工事全体の土量管理が可能となり、安全面の向上だけでなく、生産性の改善にもつながりました。