■■ 現場詳細 ■■青森県上北郡東北町
高瀬川覆砂工事 三沢港を浚渫して発生した土を小川原湖へ覆砂する工事
【施工数量】土量:覆砂 10,860m³ 浚渫 9,820m³
【ソリューション】Smart Construction Fleet/Smart Construction 3D Machine Guidance
【稼働建機】PC200i/PC200マシンガイダンス装着機/その他
(掲載月:2025年6月)
Smart Construction Fleetを水上運搬へ導入
■■導入経緯■■
(株)鳥山土木工業 坂本聡さん
今回の現場は、三沢港の浚渫により発生した土を、水上運搬(曳船揚錨船+土運船)によって小川原湖へ覆砂する工事でした。施工に際し、安全性に配慮した水上運搬管理を行うために有効な手段を検討していたところ、以前に陸上運搬時に使用していたSmart Construction Fleetに着目しました。
既にSmart Construction Fleetの有用性を理解していたため、水上運搬にも利用できればと考え、電源確保などの諸問題についてコマツの担当営業に相談したところ、水上運搬でも使用できることが確認できたので導入を決めました。
水上でも安全運行!管理も手間いらず
■■導入効果■■
(株)鳥山土木工業 坂本聡さん
これまで日々の進捗管理は、手書きのメモをもとにパソコンでまとめており、1日あたり約30分、1週間で約2時間半を要しておりました。Smart Construction Fleet導入後は、運搬回数や運行履歴などの進捗管理がクラウド上で自動的に集計・蓄積されるため、約2時間半を要した作業が約30分で完了するようになり、施工管理の手間が大幅に改善されました。
また、曳船にSmart Construction Fleetのアプリが入ったスマホを設置し、カーナビのような感覚での試験利用も行ってみたところ、目印の少ない水上でも航行ルートを確認しながら運行することができ、浅瀬に乗り上げたり他船舶との衝突などもなく、施工管理と安全管理の両方で非常に有効でした。
今後は、陸上での使用と同様に、水上でもルート設定などができるよう、引き続きコマツの技術に期待しています。