■■ 現場詳細 ■■宮城県白石市
堆積土砂を撤去して大雨の時でも安全に流下できるようにする工事
【施工数量】範囲:延長L=1.2km 土量:切土6,500m³
【ソリューション】Smart Construction Fleet/スマートコンストラクションアプリ
(掲載月:2025年6月)
運行システムで安全性・施工性を向上
■■導入経緯■■
(株)枡建設 土木部部長 小山健さん
今回の現場は、河川堤防内に経年堆積した土砂により河道が狭くなり、水が流れにくい状況となっている箇所から土砂を撤去し、現場場外へ運搬する工事でした。
当社は以前よりICT活用工事を行っており、過去の使用実績からSmart Construction Fleetが非常に使いやすく、効果的なシステムであることを知っていました。
そのため今回の現場でもSmart Construction Fleetを使用し、現場の安全性および施工性の向上を図りたいと考え、導入を決めました。
運行記録データで安全教育も
■■導入効果■■
(株)枡建設 土木部部長 小山健さん
今回、Smart Construction Fleet を導入したことにより、残土を運搬するすべての車両をリアルタイムで監視できるようになりました。従来は、連絡車を走らせ、各車両1台ずつ、1日1〜2回、半日ほどかけて運行状況を巡視していましたが、 Smart Construction Fleetの管理画面より、全車両の運行状況を常時、現場事務所や現場内から確認することが可能となり、巡視のための時間がゼロになりました。その結果、他の業務に時間を充てることができるようになりました。またSmart Construction Fleetの管理画面上では、車両が滞留している場所や問題が発生している状況も即時に把握でき、運転手への指示も即座に出すことができます。常に巡視しているのと同じ環境が整い、時間短縮だけでなく、運転手の安全意識も大きく向上した点が非常に良かったと感じています。
さらに、各車両の現在地・走行履歴・走行速度などの情報を表示・記録できるため、運行記録をデータとして保存し、毎月の安全教育における資料としても活用することができました。