#1010 現場のボトルネック解消へ!Smart Construction Roverを基準局として活用!
■■ 現場詳細 ■■埼玉県児玉郡美里町
美里町消防団第2分団車庫建築工事に伴う、建築基礎掘削および敷砂利工事
【施工数量】土量:掘削350m³ 敷砂利1,350m²
【ソリューション】Smart Construction Rover/Smart Construction 3D Machine Guidance
【稼働建機】PC78USマシンガイダンス装着機
(掲載月:2025年4月)
安定した精度の補正情報を取得したい!
■■導入経緯■■
(株)清水組 代表取締役 清水宰臣さん
技術の進歩に伴い、ICT施工を軸とするためにPC78USのマシンガイダンス仕様機を購入しました。建機の購入をきっかけに、3次元データの作成と位置情報の計測を自社で行えるよう、Smart Construction Roverも併せて購入しました。本現場は補正情報を配信している基準局からの距離が遠いため、補正情報が安定せず刃先精度が悪いことがネックとなっていました。精度不安定が原因による確認作業や手戻りが多くなり、施工が思ったように進まなくて悩んでいたところ、Smart Construction Roverを現場に置くことで基準局としても使えることを知りました。現場で抱えていた問題の解決を期待して追加導入を決めました。
作業効率の向上を実感!
■■導入効果■■
(株)清水組 代表取締役 清水宰臣さん
本現場の建築基礎掘削および敷砂利工事を、自社で作成した3次元データを使用して施工しました。基準局としてSmart Construction Roverを現場に設置したことで補正情報を受け取ることができ、刃先精度が1~2cmの変動幅で安定しました。時間帯によって発生していた精度のばらつきも改善され、建機を降りて計量機器で都度確認を行う作業が不要になりました。Smart Construction Roverの設置場所は現場内であればどこでも問題なく、ネットワーク回線で補正情報を配信する方法に切り替えたところ、安定した補正情報を受け取ることができ、手戻りなく完工することができました。これからもICT施工を積極的に取り入れ、効率良く現場を進めていくために、安定したICT施工を行えるSmart Construction Roverは欠かせないソリューションだと感じます。