岐阜県 加藤建設(株) 様

加藤建設(株) 土木部係長 川村庄治さん
今回の現場は山間部で、通信ネットワークが通じない不感地帯のため衛星インターネット通信サービスを導入していました。
現場休憩所周辺は通信可能でしたが、施工箇所まではWi-Fiの電波が届かない状況にあり、通信が必要な場合には歩いて現場休憩所まで戻る必要がありました。その状況を知った担当営業より、通信不感地対策Wi-Fiパックの提案を受け、Wi-Fiパックの親機を導入したところ、通信範囲を広げることに成功しました。しかし、施工箇所が山の中にあり立木などの影響でWi-Fi電波が確保できない事態が生じたため、安定した通信エリアを広げたいと考え追加で子機を導入しました。
親機・子機をつなげたことで、施工箇所での通信が可能となったため、法枠工の出来形検測としてSmart Construction Quick3DとGNSS受信機のviDoc RTK roverの導入を決めました。

加藤建設(株) 土木部 永田直也さん
通信可能範囲が広がったことにより、雨雲レーダーで随時天気を確認することができたので、法枠工の吹付作業も雨の影響を考慮しながら進めることができました。また今までは通信が必要な場合、現場休憩所まで戻る必要があり往復10分ほど時間を要していましたが、その時間をタブレット端末を使用した書類整理など他の業務に充てられるようになりました。
加藤建設(株)土木部係長 川村庄治さん
施工を行う場所でも通信が可能になり、万一の家族などからの緊急連絡も受けることができるため、安心感があります。
Smart Construction Quick3Dは、地上を歩き、動画撮影するように簡単・短時間で計測ができるため、従来のロープワークによる計測に比べ安全にも寄与していると思います。さらに、点群データのため測点のみの確認ではなく、撮影した範囲すべてで計測可能となり、工事全体の出来形確認がPC上で行える点も良いですね。