■■ 現場詳細 ■■福島県大沼郡金山町
大雨による河川の水位上昇を未然に防ぐための国土強じん化工事
【施工数量】範囲:河道300m 土量:20,000m³(6工区・7工区合計)
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/Smart Construction Edge/Smart Construction Fleet/ドローン測量
【稼働建機】PC200i
(掲載月:2024年8月)
安全への取り組みを証明Smart Construction Fleet
■■導入経緯■■
滝谷建設工業(株)土木部係長 板橋勇季さん
今回の現場は、2020年から長期にわたる只見川河川の国土強じん化工事で、1工区からICT施工を行っています。
ICT建機での施工は、丁張りレスで工期短縮ができることから、当社ではICTの活用がもはや当たり前のようになりました。
Smart Construction Fleetを使用することで、ダンプ車両の運行状況がリアルタイムに把握できる上、発注者や地域の方々に日々の走行履歴や積込み結果を用いた説明が可能となり、車両間隔の改善や過積載の防止など、安全に取り組む姿勢を広く知っていただけるメリットが導入する決め手となりました。
この現場では以前から、工事用道路の幅が狭くすれ違いができないなど土砂運搬業務に関する問題点がありました。今回も土捨て場までの道幅は狭く遠方なため、より安全な運行管理を期待して導入しました。
ドローン測量で出来形管理の手間暇が解消!
■■導入効果■■
滝谷建設工業(株)土木部係長 板橋勇季さん
隣接する2つの工区にPC200iをそれぞれ導入しました。
建機内のモニターで2工区の設計データを画面をワンタッチするだけで切り替えることができるので、移動しても直ぐに施工を始めることができ、2工区を同時に進めることができました。
範囲が広く高低差のある現場でしたが、丁張りと手元作業員の必要がなく巻き込まれ事故などの心配がなくなり、また施工管理に要する時間が大幅に減少し人件費の削減にもつながりました。
更にSmart Construction Fleetの活用で、パトロール業務の工数を大幅に削減することができ、楽にダンプの動態管理をすることができました。すれ違いが困難な工事用道路の走行時など、接近アラートでお互いの位置を確認し合うことでドライバーの安全意識も向上しました。
ドローン測量とSmart Construction Dashboardでの日々の進捗確認のおかげで出来形管理の手間暇が解消され、またドローン測量は正確な土量を把握でき、土砂運搬の計画が立てやすくなりました。
今後はICT建機を増大し、これからもICTで得られた技術と安心を社会貢献に役立てていきたいです。